GPSデータを元にGoogle Earthで表示できるKMLファイルを作成するプログラムです。
こちらのコードでは移動経路をTrackとして表示する基本的な機能を提供していますが、KMLファイルの生成に特化したPythonライブラリであるsimplekml
を使用することで、以下のような拡張機能を実現できます:
- TrackデータとPointデータの統合表示: 各ポイントにタイムスタンプを追加して、Google Earthの時間スライダー機能と連携。
- カスタマイズ可能なアイコンとスタイル: アイコンのサイズや種類、線の色や太さを調整。
- 動的な高度データの可視化: 高度情報を含む場合には地形と連動した立体的なラインを表示。
実行方法
使用するPython環境に必要なライブラリ(simplekml
)をインストールしてください。
pip install simplekml
プログラム(generate_kml.py)とデータ(data_gps.csv)をダウンロードして、Pythonのプロンプト上でそれらを保存したディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。
python generate_kml.py
コードを実行中、以下の情報を順に入力します。未入力の場合は()内のデフォルト値によって元ファイルと同名のKMLファイルが作成されます。
- ファイル名(拡張子CSVを除く、例: data_gps)
- Trackの太さ(デフォルト値:3)
- Trackの色(yellow)
- Pointの大きさ(0.4)
- Pointの色(red)
(base) D:\>python generate_kml.py Trackの太さを入力してください(デフォルト: 3): Trackの色を入力してください(デフォルト: yellow): Pointの大きさを入力してください(デフォルト: 0.4): Pointの色を入力してください(デフォルト: red): KMLファイルの作成が完了しました。出力ファイルは 'data_gps.kml' に保存されています。