このツールは、主に海鳥の飛行行動を対象として、三軸加速度データから羽ばたきと滑空を判別する解析機能です。加速度の背腹軸成分にみられる周期的な変動を利用して羽ばたきを検出し、連続した羽ばたき区間をflap_boutとしてまとめて出力します。また、GPSデータと対応づけることで、羽ばたき・滑空が行われた位置情報を確認することができます。
必要な入力データ
- GPSデータ:緯度・経度(60秒間隔)
- 加速度データ:三軸加速度(0.05秒間隔)
出力されるデータ
出力ファイルには、時刻ごとに羽ばたき・滑空の判定結果が付与されます。主な出力項目は以下の通りです。
- DT:時刻
- flap:羽ばたきに該当する場合は1、該当しない場合は0
- flap_bout:連続した羽ばたき区間に該当する場合は1、該当しない場合は0
- glide:滑空に該当する場合は1、該当しない場合は0
- lat:緯度
- lon:経度
- speed:移動速度
出力の解釈
出力ファイルでは、各時刻において羽ばたきまたは滑空に該当するかどうかが0または1で示されます。flap は羽ばたきが検出された時刻、glide は滑空が検出された時刻を示します。また、連続して羽ばたきが検出された区間は flap_bout としてまとめて示され、羽ばたき行動のまとまりを把握することができます。
解析の手順
- Analysis一覧画面の右下にある⊕ボタンをクリックし、新しい解析ファイルを作成します(Create New Analysis)。
- Analysis Methodからcal_flapglideを選択します。
- 解析対象となるStandardizeデータファイルを1つ選択します。事前に、必要なGPSデータおよび三軸加速度データが含まれていることを確認してください。
- Title(出力ファイル名)、Project Name(プロジェクト名)、Comment(特記事項)を入力し、SUBMITをクリックすると解析が実行されます。
- 処理が正常に終了すると一覧に解析結果が表示され、Process欄がSuccessとなります。
データ公開についての注意
解析結果は初期状態ではPrivate(非公開)として保存されます。一覧画面の右端にあるMake OpenからStatusをOpenへ変更して保存することで公開できます。Privateデータをもとに解析した場合でも、公開されるのは解析によって付与された行動推定結果のみであり、元のStandardizeデータは公開されません。
