Biologging Solutions Inc.のジオロケーターで得られた照度データから、Standardizeをすることなく、RawFileから緯度・経度を算出することができます。以下にその作業手順を紹介します。
1. 解析対象のデータ (RawFile) をアップロード
Data Managementから「RawFile」を選び、右下の⊕ボタンをクリックして、センサーデータ(RawFile)をアップロードする。詳しくは、4. データ標準化をご覧ください。
2. RawFileを元にbls_rawfile_lightを実行
DATA MANAGEMENTからRawFile Analysisを選択する。
右下の⊕ボタンをクリックして、Fileを新規作成する。
位置推定の方法として、テンプレート法(bls_rawfile_light_template)と閾値法(bls_rawfile_light_threshold)の2種類あり、1つをチェックしてNEXTをクリックする。
テンプレート法は、たそがれ時の照度の変化率から、閾値法は閾値を設けて、日の出・日の入り時刻を推定して、緯度・経度を算出する手法です。閾値法は、シンプルですが曇りの影響を考慮できないほか、とくに春分・秋分付近でたそがれ時の決定誤差の影響を受けやすいという特徴があります。詳しくは、Lisovski et al (2019) をご参照ください。
解析対象のRawFileを1つ選択し、NEXTをクリックする。(現状、特に入力パラメーターはありませんので、Input Variablesは未記入のままで構いません。)
必要に応じて、タイトルやプロジェクト名やコメントを記入する。最後にSubmitをクリックすると解析が始まる。
解析実行から10分程度後に、ページを再読み込みまたは、右上のリフレッシュマークをクリックする。
解析が完了すると、以下のようにProcessがSuccessに変わる。
解析に失敗するとFailマークになります。Failは入力データの形式が合っていない等で発生します。また、データ解析の閾値は、野外の多様な環境に合わせて、微調整が必要な場合も想定されますので、解析結果に応じて変更します。
各ボタンの説明