2025年10月11～13日に長崎大学で開催された第20回日本バイオロギング研究会シンポジウムにおいて、ワークショップ「BiP Up 2024 進捗報告会」を開催しました。
本ワークショップでは、2024年度BiP Up採択者4名が、研究開始から約半年の成果と課題を報告しました。参加者は現地約20名、オンライン約20名と少人数ながら、各発表のクオリティーが非常に高く、活発な意見交換が行われました。
発表者の多くはいずれもバイオロギング研究に初めて取り組む若手研究者でしたが、4月のロガー貸与から短期間のうちに試行錯誤を重ね、実データの取得に成功していました。各研究はまだ実験途中で課題も多いものの、動物の行動や環境との関わりに迫る独創的な内容であり、発表者の熱意が強く伝わる素晴らしい発表会となりました。
また、BiP Up運営側から特別な依頼をしたわけではありませんが、複数の発表者が自発的に「本プロジェクトに参加してよかったこと」や「若手研究者への参加呼びかけ」を発表中に触れてくださり、企画者として大変励みとなりました。BiP Upを通じて、今後もこうした新しい挑戦が継続的に生まれ、バイオロギング研究の発展につながることを期待しています。